2007年11月24日土曜日

全音君、音痴の改良

全音君の音痴をなおす。
全音君は前から音痴で弾いていて気持ちよくなかったので、調整します。
見本は少し前に買ったFAMOUS FS-S1(約3万、まだ名前が無い)です。


ブリッジを外します。アサリの無い鋸で切りました。勢い余って指も切りました。
ブリッジの位置を決めてボンドで貼り付けます。はみ出したボンドを取るのにはウエットティッシュとボールペンのキャップの組み合わせが適していました。

で、どの位置にブリッジを持ってくるのか。0-12フレットと12フレットからサドルまでが同じ長さになるようにするのがいいようですが、前はそれで音痴になりました。もしかすると1フレットを少し削ったのがよくないのか?調べてみました。

全音君をチューナーにつないでどのくらい音痴なのかを調べます。
まず、開放であわせます。もちろんあいます。次に、1フレットで弾きます。するとやや高めの音が出ている。2フレット、3フレットも同様でした。(フレットごとの差はややあったがそれはもう目を瞑る)
弦4本ともすべて同様でした。

可能性1:1フレットを削りすぎている
1フレットが極端に短い場合を考えます。開放で音を出したときとの差が小さくなるわけです。出て欲しい音よりも低い音が出る。今回はこれの逆です。

可能性2:1フレットが長い
今回はこれかもしれません。しかし、すでに1フレットを削っているのでこれ以上削るわけには行きません。別の可能性を考えます。

可能性3:スケールが長い
スケールが限りなく長いと想像します。すると、開放と1フレットの差は小さくなります。つまり1フレットの音が本来の音よりも低くなる(開放に近い)はず。今回はこの逆です。

可能性4:スケールが短い
というわけで、今回はスケールが短いから音痴になったのだという結論に達しました。なので、ブリッジを遠めに固定します。

FS-S1もなんとブリッジは遠めでした。12フレットまでの距離を倍にしてもスケールに満たないのです。なんだか不思議な世界ですね。弦の太さとか、弦高なんかも関係しているのかも。

結果、1フレットでも2フレットでも音の狂いは少なくなりました。めでたしめでたし。

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